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名大附中過去問挑戦 理科「水の三態」

こんにちは。受検勉強は順調ですか? 

今日は、2020年度過去問から理科の問題を考えてみましょう。

 【問い】水を冷やして氷にする実験をしました。あとの問いに答えなさい。

(1)下の図は水を冷やし始めてからの時間と、水の温度の関係をグラフにしたものです。水が氷になり始めたのはいつですか。ア~カの記号から選びなさい。またそのように判断した理由を説明しなさい。

(2)水は氷になるとき体積が変わります。体積の変化を確かめるにはどのような実験をしたらよいか、実験の方法を説明しなさい。

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【考え方】 まず(1)からやってみます。

このグラフでは、ウからオの間で温度が変化していません。

物質が気体・固体・液体の状態変化をするときには、温度変化のエネルギーがすべて状態変化に使われるので、ウからオの間は水が氷へと変化している状態だと判断できます。

状態変化とは、こういうことです。

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つまり、ウの点でこおり始めたということですね。アからウまでは水の状態で、ウからオまではこおっていっている途中なので、水と氷が混ざっている状態、オで全体が氷になったので、再び温度が下がっているのですね。

ちなみにウからオの温度は何度でしょうか。

「水がこおる温度ですから、0度です。」

「そうですね、正解です。」

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 どうですか。できましたか?

明日は、(2)の問題を考えていきます。みなさんも一緒に考えてくださいね。